今週の日本株市場は、日銀の利上げ発表を受けて大きく揺れた一週間となりました。
利上げ自体は織り込み済みだったものの、発表後の値動きは想定よりも落ち着いた印象で、
全体としては方向感に欠ける相場展開でした。
特に影響を受けたのが 総合商社株。
資源価格の調整や円高の進行が重しとなり、三井物産や双日などが大きめに下落。
ここ最近堅調だったセクターだけに、週後半は利益確定売りが集中した形になりました。
一方で、銀行株は思ったほど上昇せず。
日銀の利上げ発表で最も恩恵があるはずの三菱UFJは、
予想したような強い上昇にはならず、期待したほどの反応が出なかった週となりました。
🔎 セクター別の動き(ざっくり)
| セクター | 今週の印象 | コメント |
|---|---|---|
| 総合商社(商社株) | 📉 下落 | 資源価格と円高で売り優勢。双日・三井物産が目立って軟調 |
| 銀行(メガバンク) | ➖ 伸び悩み | 利上げ発表後も三菱UFJは期待外れの反応 |
| 半導体・ハイテク | 📈 やや堅調 | グローバル株高の流れに支えられた展開 |
| ディフェンシブ系(食品・医薬) | ➖ 安定 | 大きな動きはなく落ち着いた推移 |
💹 今週の保有株・ポートフォリオの状況
全体としては、商社の下落がやや重しとなった一方で、
銀行・エネルギー系は相対的に底堅く、
資産全体としては小幅な減少での着地となりました。
特に総合商社は調整がやや大きく、
買い場として判断したことで今週の売買につながりました。
📌 今週の主力銘柄の動き
- ENEOS:エネルギー価格の動きに連動しつつも底堅く推移
- 三菱HCキャピタル:安定の利回り銘柄として堅調
- 三井住友FG:金融政策イベントで上下はあったが総じて安定
- 日本郵船:海運株として不安定だがやや持ち直し
- 三菱重工:調整が入り下落で推移
- JT:ディフェンシブとして変わらず安定推移
- アステラス製薬:医薬銘柄として横ばい推移
💰 今週の売買報告
◆ 双日・三井物産を購入
今週大きく下落した総合商社株。
以前から狙っていた価格帯に近づいたため、
双日と三井物産を新規購入 しました。
商社株は資源・為替の影響を受けやすい一方、
業績が長期的に安定しているため、調整局面は買い場と判断。
◆ 三菱UFJは期待外れの動き
日銀の利上げで銀行株が強くなると想定していましたが、
実際は想定よりも上昇が弱く、
思ったほどの反応はなし。
金融政策イベントは「材料出尽くし」になりやすく、
期待どおりに動かない典型パターンに。
🔭 来週に向けての視点
- 日銀イベントが一巡し、市場は次のテーマ探しへ移行する可能性
- 総合商社の下落が落ち着くかが焦点
- 金融株は為替と米金利次第で再び動きが出る可能性
- 年末に向けて短期資金が入りやすい時期に突入
来週は無理に動かず、値動きの落ち着きを待ちながら
必要なら押し目狙いで追加投資を検討。
🧠 まとめ
今週はイベントで大きく動く場面がありつつも、
全体としては「商社株の下落」と「銀行株の期待外れ」が印象に残る週でした。
それでも、押し目と判断して
双日・三井物産を購入できたのは今後につながる行動。
来週も冷静に、焦らず、チャンスを拾っていきたいと思います。

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